安本産業の始まりは1885年(明治18年)、大政奉還で職を失った安本家六代目当主・安本斉昭が、商標「マルヤ」の安本醤油店を創業して始まりました。
その後九代目・安本肇が昭和25年に「安本産業株式会社」へと規模を拡大し、「美味しい醤油」をモットーに販路は島根県全域に広がりました。
昭和40年代後半には弊社のしょうゆに対するこだわりは「美味しくて健康にも良い、本物の醤油造り」をモットーとすることとなりました。
昭和55年十代目・安本和正が社長に就任してからは、当時では珍しい国産丸大豆100%の再仕込みしょうゆ・こいくち・うすくちを発売し、地元の消費者グループ「たべものの会」「出雲すこやか会」へ商品提供するようになりました。
このことをきっかけに、郡司篤孝氏の「安全な食品1000種」、主婦の友社「うまいもの百科」等への掲載で全国に紹介され、関西・中国地方の消費者グループへと広がっていきました。
また、火入れをしないしぼりたての「生しょうゆ」の製品化を、超精密ろ過装置の導入により実現し平成元年「生しょうゆさしみ・こいくち・うすくち」を全国に先駆け発売しました。
平成7年、和正の実弟・家治が社長に就任しました。そして平成13年1月、弊社の一貫した醤油造りへのこだわりが認められ、某情報テレビ番組「ためして○○○○」のしょうゆ特集時には「蔵から一貫して製造しているしょうゆ店」として紹介していただきました。
平成20年、十一代目・安本隆政が社長に就任し、現在120年以上の伝統を守りながらめんつゆ・だししょうゆ・ぽん酢・梅ッシング等のお客様のニーズに応える商品を開発し、醤油の製造・販売を通じて社会に貢献できるよう日々努力しております。